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2016 年度 実施状況報告書

文理融合させた色に関する化学教育プログラムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 15K00932
研究機関東邦大学

研究代表者

今井 泉  東邦大学, 理学部, 教授 (80711390)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード化学実験 / 化学教材 / 映像教材
研究実績の概要

1. 国立歴史民俗博物館との連携で、色についての歴史学や武術と関連させた化学実験を開発した。
具体的には、幕末と明治初期に描かれた2枚の浮世絵に使われている赤色は、天然染料か合成染料かを化学実験、国立歴史民俗博物館(歴博)の資料、DICデジタルカラーガイドを活用して解明する内容である。また、この実験を中高理科教員志望学生に実施しながら改良した。改良した実験を中学生や高校生に実施したところ、その有効性が明らかになった。その成果を、「Development of a Chemistry Teaching Material~Color in Japaneses Histry~」としてICCE2016(マレーシア)で発表した。
2. 日本が誇る世界一の染色技術に関する映像教材の作成準備(台本作成、福井大学ロケ、東邦大学における収録)
具体的には、水を使わない環境調和型染色方法(超臨界二酸化炭素を用いる染色法)を取り上げ、福井大学産学官連携本部 客員教授の堀照夫先生のご指導のもと、染色システムのロケを実施した。また、NHKエデユケーショナルの西谷清治氏とともに、映像教材の構成を検討した。教材は、Green Sustainable Chemistryの視点に立った約9分の内容である。なお、台本作成にあたり、産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター官能基変換チームの研究チーム長、JACI GSC普及啓発グループ座長の富永健一先生にご協力いただいた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成29年度の研究実施予定の日本が誇る世界一の染色技術に関する映像教材の作製に向け、台本作製、福井大学ロケ、東邦大学における収録が終了した。

今後の研究の推進方策

日本が誇る世界一の染色技術に関する映像教材(日本語版、英語版)を6月までに完成、YouTubeにアップロードして中等教育化学での活用を容易にし、その成果を2017NICE(ソウル)で発表する。また、平成27年度、28年度の研究成果を論文にまとめる。

次年度使用額が生じた理由

平成29年度作製の映像教材制作費に充当するため。

次年度使用額の使用計画

平成29年度作製の映像教材制作費に充当する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Development of a chemical teaching material “Color in Japanese History”2016

    • 著者名/発表者名
      Izumi Imai, Yoshiko Shimazu, Fumi Kouno
    • 学会等名
      2016ICCE
    • 発表場所
      Borneo Convention Center Kuching, Sarawak, Malaysia
    • 年月日
      2016-08-17
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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