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2016 年度 実施状況報告書

次世代型PBLを意識した国際出前授業の推進

研究課題

研究課題/領域番号 15K00941
研究機関仙台高等専門学校

研究代表者

矢島 邦昭  仙台高等専門学校, 情報ネットワーク工学科, 教授 (90259804)

研究分担者 菅谷 純一  仙台高等専門学校, ICT先端開発センター, 教授 (30154454)
奥村 俊昭  仙台高等専門学校, 情報ネットワーク工学科, 教授 (90331967)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード国際PBL / 1DAY-PBL / シーケンス実験 / PLC / ジェネリックスキル / 無線化
研究実績の概要

国際的な考えを養うために、問題解決型のキットとして、PLCを用いたシーケンス実験システムの開発を進めている。システムの開発だけにとどまらず、実際に海外研修生との交流、海外での実施によりシステムに必要な改善点を明確にする。
2年目の取り組みとして、タイの大学であるKMITLにて、開発したシーケンス実験システムを用いた1DAY-PBLを実施した。可搬型のシステムとして開発したことにより、海外への搬出はスムーズに行うことができた。また、現地での実施にて、実験システムに大きな不具合は発生しなかった。しかし、PBLの導入部にて、機器マニュアルの再整備、1DAYで行うには、PBLの達成地点を見直す必要がある。同システムを用いた学生のスキルの伸長を図るためにPROGを用いているが、短期間でのPBLによるジェネリックスキルの成果を見ることが困難であることが分かってきた。詳細分析により、本実験によるスキルの向上かどうかを今後の実験でにて、継続的に図る必要がある。
また、スムースな実験を行うためにも、配線周りを無線化が重要であることが新しい課題として、発見できた。PCLの接続までを配線にこだわる必要はなく、PLCコントローラと実験ボード間を無線化することで、効率の良い実験環境を提供できるものと思われる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

機器の基本部分は完成しており、ベースとなるPBLの実施は可能であることが分かった。
実験を効率的に行うための工夫や機器の取り扱いのマニュアルを製作することで、1DAY-PBLでも十分な効果を得ることができる。
1DAY-PBLを組み合わせて、2DAYS,3DAYSのPBLを構築することにより、学生のモティベーションを維持しながら、より高度な実験が可能である。
学生のスキルの伸長をPROGとは別のアンケートなどを用いて、主観的な評価と実験者同士の客観的な評価を組み合わせて、分析する必要がある。
今後の実験において、継続的に調査すると国際PBLの有効性が確認できると思われる。

今後の研究の推進方策

1DAY-PBLの実施の有効性を確認しながら、2DAYS,3DAYSのPBLを構築する。
また、実験環境を整備することで、効率的なPBL実施を行うことを可能とする。
そのためには、センサ間の無線化を実現する。
Webコンテンツによる事前学習(反転授業)の環境を整備することも有用である。
海外での実施時の故障に備えて、パーツ類の整備や移動のための梱包方法についても検討する必要がある。
最終年度であるが、再度海外の提携校にてPBL実験を行い、その評価とともに実験システムのブラッシュアップを行う。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] Advanced Teaching Materials for the Inverted Pendulum System by PLC Sequence Control2016

    • 著者名/発表者名
      64.Sugaya Junich, Iishiba Yuta, Yajima Kuniaki
    • 雑誌名

      International Conference on Business and Industrial Research (ICBIR2016)

      巻: 1 ページ: 41-46

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Development of the International PBL and Suggestion of the Evaluation Method2016

    • 著者名/発表者名
      65.Kuniaki YAJIMA, Toshiaki OKUMURA, Junichi SUGAYA
    • 雑誌名

      International Conference on Business and Industrial Research (ICBIR2016)

      巻: 1 ページ: 20-24

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 国際化PBLに対応したシーケンス実験システムの構築に関する研究2017

    • 著者名/発表者名
      新田彰啓、矢島邦昭
    • 学会等名
      第22回高専シンポジウムinMie
    • 発表場所
      三重県鳥羽市
    • 年月日
      2017-01-28
  • [学会発表] Advanced Teaching Materials of Inverted-Pendulum System by the PLC Sequence Method2016

    • 著者名/発表者名
      Junichi Sugaya, Kuniaki Yajima, Yuta Iishiba
    • 学会等名
      International Congress on Information and Communication Technology(ICICT 2016)
    • 発表場所
      Bangkok
    • 年月日
      2016-12-12 – 2016-12-13
    • 国際学会
  • [学会発表] A Proposal of Global Engineering PBL Education Using by Developed Sequence Control Kit2016

    • 著者名/発表者名
      72.Akihiro Nitta , Junichi Sugaya and Kuniaki Yajima
    • 学会等名
      The 5th International GIGAKU Conference in Nagaoka(IGCN 2016)
    • 発表場所
      Nagaoka University of Technology
    • 年月日
      2016-10-06 – 2016-10-07
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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