博物館や科学館の様々な所蔵資料や所蔵装置は、理科教育の立場から見れば、何らかの形で活用可能なものが大半である。本研究の目的は、これらの所蔵資料や所蔵装置を学校教育の中で活用するための方策を探ることである。活用可能な所蔵資料の一例としては、わが国に、始めて化学を体系的に導入した宇田川榕菴関係の資料を取り上げた。活用可能な所蔵装置の一例としては、陸軍一式双発高等練習機(三沢航空科学館預託)を取り上げた。活用可能な展示品の一例としては、発電や送配電に関係するものとプラネタリウムに関係するものを取り上げた。
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