2005年に世界で初めて認定された仙台広域圏と岡山のESD地域拠点(RCEs)について現地ヒアリング調査を行うとともに、RCE北九州等の文献調査等を行った。また、その後に設けられたESDコンソーシアムやESD推進ネットワーク等について分析し、RCEがこれまで果たしてきた役 割を明らかにするとともに、その役割の変化について考察した。ヒアリング結果から、それらの仕組みの整備に至る基盤としての RCEの役割を明らかにするとともに、RCEが今後果たすべき役割として、世界のRCEとの経験の交流のような、他のESD推進の仕組みが持たない機能を重視するよう見直しを行う必要性が提案された。
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