本研究の目的は、高等教育現場におけるゲノム科学およびゲノム・コホート研究に対する協力意思に影響を与える因子等を明らかにし、倫理・社会的課題を踏まえた教育プログラムを策定することである。 生徒および担当教員を直接対象にしたアンケート調査を計画していたが、コホート研究や生体試料提供に対する意思、個別化予防・医療の受診意向など、教育指導要綱を超えた内容であることから教育プログラムの策定には至らない可能性を指摘されたため、十分な調査票とするところまでは進められなかった。今後は、教育委員会との連携構築を含めた調査の土台を形成していく必要がある。
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