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2016 年度 実施状況報告書

社会人・地域住民向け3次元CAD設計技術者養成を目指した環境構築と教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K00989
研究機関日本大学

研究代表者

金 炯秀  日本大学, 理工学部, 助教 (00440040)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード教育支援 / 社会人・地域住民 / 3次元CAD専門資格 / eラーニング
研究実績の概要

本研究は,社会人・地域住民および聞こえの不自由な方(以下,聴覚障害者)を対象とし,3次元CAD設計技術者養成を目指した環境構築と教材開発を行い,①再就職のために特定の知識や機能の習得支援,②「生涯学習」への学び場の提供,③自立や社会進出をサポートすることを目的とする.本年度は,課題「3次元CAD設計技術者養成に必要な専門科目の授業風景を撮影・編集を行いWEBに公開」のうち「3次元CAD設計技術者に必要な専門科目(有限要素法)」の講義に必要な資料作成に着手し,60~90分の資料を10回分作成した.
次に,本学学生を対象に,3次元CAD専門資格(「CATIA認定技術者」および「CATIA V5 Associate」)取得講座を開講し,約100時間の無料講座を行った.資格取得者は,「CATIA認定技術者」で138名,「CATIA V5 Associate」で60名となった.昨年度に続き,「CATIA V5 Associate」に対応したeラーニング教材を開発した.これは,パート・デザインとアセンブリ・デザインに対応した操作例題を含めた実践形式の模擬試験問題を独自に構成したもので,この教材を利用することで,本年度の合格率は8割以上(昨年度は5割程度)となった.今後,社会人・地域住民および聴覚障害者にも十分対応できる教材にしたい.
最後に,既有のWEBサーバーの補修(メモリー増設など)も行った.特に研究成果公開用ホームページ作成のための設計にも着手しており,研究成果公開に向け,着々と進んでいる.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

CATIA関連の3次元CAD専門資格のなかで,新設されたCATIA V5 Associate用eラーニング教材の開発も進んでおり,それを利用した本学学生の資格取得率が8割を超える結果となり,eラーニング教材の開発については着々と進んでいる.また,3次元CAD設計技術者養成に必要な専門科目の授業風景撮影に関しても,該当科目の授業担当者と研究代表者とのスケジュール調整で,十分達成可能であり,研究計画通り研究課題を進めている.

今後の研究の推進方策

現在までには研究課題を進める上で特に問題は起こっていないので,研究計画通り進める予定である.今後,社会人・地域住民を本学に招いて3次元CAD教育を実施する予定である.しかし,現有の3次元CADソフトであるCATIAのライセンス種類では,実施できない可能性もあるが,CATIAの開発元であるダッソー・システムズ社と協議し,ライセンス関連問題を解決していきたい.それ以外にも研究課題遂行に問題が発生した場合,学会発表や所属組織内での研究集会での討論等を行い解決策を検討したい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 3次元CAD 資格取得支援について: ダッソー・システムズ承認認定センターになって2017

    • 著者名/発表者名
      金 炯秀,青木 義男
    • 学会等名
      日本機械学会関東支部第23期総会・講演会
    • 発表場所
      東京理科大学(東京都・葛飾区)
    • 年月日
      2017-03-16 – 2017-03-17

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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