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2018 年度 実績報告書

消費者教育を含む情報技術者教育のカリキュラム開発および教材作成

研究課題

研究課題/領域番号 15K00996
研究機関大阪工業大学

研究代表者

中西 通雄  大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (30227847)

研究分担者 大谷 卓史  吉備国際大学, アニメーション文化学部, 准教授 (50389003)
杉山 典正  大阪工業大学, 知的財産学部, 准教授 (90368150)
越智 徹  大阪工業大学, 情報センター, 講師 (10352048)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード消費者教育 / 情報技術者 / 技術者倫理 / 知的財産権 / 個人情報 / 情報セキュリティ
研究実績の概要

情報系学部生を対象として,消費者教育もふくめた技術者倫理教育のカリキュラム開発とその教材を作成している.カリキュラムとしての具体的な2単位科目の授業シラバスは1年目に原案を策定した.ただし,本研究の当初計画どおり,2単位授業の実施ではなく各教材の試用のみに留めている.消費者教育との関わりが限定的な2つの分野の教材については,全般的な技術倫理と知的財産権を作成した.一般的な情報倫理関連の教材は作成済みである.個人情報・プライバシー関連については,法改正をふまえた教材を作成し,動画教材に変換して授業で試用した.
SmartAvatorというソフトウェアを用いた動画の作成では,まずパワーポイントのファイルのノート部分に音声として読み上げるテキストを入力しておき,そのファイルを動画化する.実際に作成して授業で試用した結果,特に音声読み上げの速度調整,一つの動画教材の長さ(再生時間)の調整,対面授業で使う際の受講者とのやりとりのタイミング調整などを考慮して教材を作成する必要が明確となった.
また,当初予定ではiOS向けの簡単な学習用アプリケーションを試作することとしていたが,iOS端末に限定せずに Web で学習できるように少し方針転換した.具体的には本学においては情報センターで用意しているmoodleがあるが,Moodleに限らずBlack BoardなどのLMS(Learning Management System)に教材を載せるほうが汎用性があると判断した.アバターが動いてテキストを読み上げる形式の動画教材をLMSに載せて学習状況を把握できることを確認した.
SmartAvatorは有償で使用契約期間が終了したため,発売元の会社と共同研究のような形で動画教材の作成を継続すること,および教材をOpen Educational Resourceとして公開することは今後の課題である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 大学における消費者教育および技術者倫理教育コンテンツ作成と評価2019

    • 著者名/発表者名
      越智徹,大谷卓史,杉山典正,中西通雄
    • 学会等名
      電子情報通信学会SITE研究会,信学技報vol.118, no.480, SITE2018-72, pp.73-78 (2019.3.7)
  • [学会発表] 情報系学部における消費者教育を含む技術者倫理教育2018

    • 著者名/発表者名
      中西通雄
    • 学会等名
      教育システム情報学会全国大会,pp.283-284 (2018.9.5)(北星学園大学)

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公開日: 2019-12-27  

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