本研究では女性エンジニア育成の観点から中学生・高校生・大学生(高等専門学校4・5年生)が連携しながら高度で能動的な学習に取り組むことができるようにするためには、どのような教育プログラムを提供すべきかを検討した。ここでは協調的な問題解決スキルを身につける教育プログラムを地域連携活動において構築した。世代の異なる者同士が集まり、プロジェクトを進めることで、学生は協調的な問題解決スキルを身につける。また、高校生には理系進路選択を思考する機会となる。中学生にとっては科学啓蒙イベントに参加し、それを科学系の部活として楽しむ機会を得ることができる。本報告はその取り組みについて示されている。
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