研究課題/領域番号 |
15K01006
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
細野 光章 岐阜大学, 研究推進・社会連携機構, 教授 (30525960)
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研究分担者 |
浦島 邦子 文部科学省科学技術・学術政策研究所, その他部局等, 上席研究官 (30371008)
林 和弘 文部科学省科学技術・学術政策研究所, その他部局等, 上席研究官 (00648339)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 学術研究 / イノベーション / 研究段階 / 学術雑誌 |
研究実績の概要 |
大学研究者等の研究の推移を明らかにするために、学術雑誌の特色を、ストークスの4象限上で表わすことを目的に、昨年度に設計した質問票を活用して、ウェブ調査システムを構築した。 本システムを用いて、科学技術・学術政策研究所による「専門家ネットワーク」の参画研究者1958名に対し、2017年7月に回答期間を約1か月(この間に2回の回答督促)として、アンケート調査を行った。この結果、「専門家ネットワーク」の1324名から有効回答を得た。 過去に投稿実績のある学術雑誌を1名あたり3誌選定させ、ストークスの4象限上での位置づけを回答させたたところ、1732雑誌の特色が明らかになった。ただし、1雑誌に対する回答者数が少なく、調査結果の妥当性に問題を残す結果となった。 この一次分析結果を、2017年12月12日にオーストラリア・メルボルンで開催されたイノベーション研究者・実務者による国際会議「ISPIM Innovation Summit2017」において「Research Purpose Identification by Academic Journals」という表題で報告し、関連研究者からのフィードバックを得ると共に、国際共同研究の可能性を探った。 本研究の申請・採択に前後して、研究代表者の異動が生じたため、当初計画より研究に遅延が生じている。他のデータ等との突合せ等を含む詳細な二次分析に至っていないため、1年間、研究期間を延長する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究申請の採択と前後して、研究代表者が所属機関を異動し研究環境が変化したため、当初予定通りに研究を実施できなかったから。
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今後の研究の推進方策 |
質問票調査で得られた結果を、その属性をもとに詳細分析するなどの2次分析を進める。また、本調査結果の妥当性の向上のため、より広範な調査対象を拡張を目指し、関連学会等で関連国内外研究者に対して本研究内容を紹介すると共に共同研究の実施を呼びかける。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究申請の採択と前後して、代表研究者の異動があり、研究の遅延が生じたため、1年間の研究の延長を行った。これに伴い、次年度使用額が生じている。 使用計画は、データ分析関連書籍・ソフトウェアの購入と海外学会での報告のための旅費及び会議費を予定している。
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