眼鏡型ウェアラブルデバイス等を用いて気軽さと緊迫感(リアリティ)を兼ね備えたICT活用型防災教育システムを開発し,予備実験および防災教育実践を通じて有効性および今後の課題を明らかにした. (1)津波避難訓練システムは,カスタマイズ可能な動的津波ハザードマップをスマートグラスに表示することで,緊迫感の高い津波避難訓練を実現する.(2)避難指示疑似体験システムは教師の避難指示力向上をめざし,ARと簡易型HMDにより仮想的な災害状況(児童生徒)をリアルに提示する.(3)フィールドワーク型防災学習システムは気軽さとしてゲーミフィケーションを導入し,NFCを用いてタブレット端末等にクイズを提示する.
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