日本人学生が中国語を学習する時「有気音」と「無気音」は調音の区別が最も難しい。そこで学生の自習のため,コンピューターを用いて,自分で発音のチェックができるように自動判別システム(CAI)を開発した。中国語話者の50名の有気音の「唇音」と「舌根音」の発話VOT中のパワーと有声期間中のパワーの特徴とフォルマントF1~F4を抽出することにより「有気音」と「無気音」の自動判別システムを開発した。そのシステムを用いて発話を自動判別し,正確率は「唇音」の「有気音」と「無気音」正確率は,それぞれ95%と98%で,「舌根音」の「有気音」と「無気音」正確率は,それぞれ92%と93%以上の高い値を得た。
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