本研究では、災害時にも利用できる電源等も含めた自立型の長距離無線LAN システムを構築し、避難所として利用される学校への設置の可能性を探ってきた。また、平常時には気象情報収集システムとして、学校での学習活動に利用しながら運用する方法の検討を進めてきた。しかしながら、同様のシステムがすでに市販される状況になったため、研究の中心を、これらシステムの利用可能性の検討に中心を移し、研究を進めた。 気象サーバ機能については、良好にデータの取得が可能であることを確認している。ただ、気象サーバ等を対象とするサイバー攻撃も増加しており、セキュリティ面において防御方法等を検討する必要も出てきている。
|