研究課題
クライアント側システムでは、Google Blockly(ブロック方式のビジュアルプログラミングエディター構築用ライブラリー)を利用して、関数型言語Haskellに対して、パターンマッチングやdo基本などの特有の文法に対応するブロックとソースプログラム生成器の実装を改良した。さらに、関数型言語Scheme、論理型言語Prolog、字句解析器生成系Flex(の正規表現)などさまざまなパラダイムのプログラミング言語/領域特化言語に対して、それぞれの文法に適合したブロックを実装し、Blocklyアプリケーションを作成した。また、Pythonを対象とするBlocklyアプリケーションでは、インポートされた関数に対応する汎用ブロックを実装して、外部ライブラリーのインポートに相当するブロックメニューの拡張を可能にした。デバッグを可能にするために実行時エラーが発生したブロックの強調表示をできるようにした。サーバー側システムでは、Java仮想マシン上のプログラミング言語処理系実行のためのWebアプリケーションであるWappenLiteに対して、JARファイルをキャッシュして二回め以降の起動を軽くするための改良を行った。また、Dockerをバックエンドとするプログラミング言語処理系実行のためのWebアプリケーションプログラムであるWappenLiteDockerに対して、連続動作時の安定化のための改良と対象コマンドの追加を行った。教師用システムでは、ソースコードに対するコメント入力システムで、タブレットでソースコード中の位置を素早く指定するために、CSSセレクターに類似の記法でコメント対象箇所を指定できるようにした。またSVGを利用して手書きによるコメントも記入できるようにした。
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The International Journal of E-Learning and Educational Technologies in the Digital Media (IJEETDM)
巻: 5 ページ: 93-101
IEEJ (the Institute of Electrical Engineers of Japan) Transactions on Electronics, Information and Systems
巻: 139 ページ: 1234-1240
https://doi.org/10.1541/ieejeiss.139.1241
http://guppy.eng.kagawa-u.ac.jp/WappenLite/
http://guppy.eng.kagawa-u.ac.jp/~kagawa/WappenLiteDocker/