本研究では,(1)C言語演習問題コースウェアを対象に,繰り返し回答型の学習時間内の合格時間と平均点を用いて単位空間を作成し,学習データからコースウェアの妥当性や学習者の能力を評価した。また,学習データのマハラノビス距離D2から学習者を4グループに分類し,SN比によってD2を大きくする問題項目の要因と各グループの学習者の特徴を明らかにした。さらに,(2)繰り返し学習時の脳をモデルとして表すため,クレペリン作業を対象に,回答数とCα/Cβとの関係を評価した。また,回答数とCα/Cβとの関係を,利き手による影響,及び男女差による影響から明らかにした。
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