本研究では、プログラム教育を視野に、プログラムの相互理解や説明の上で必要となる概念を言語表現の観点から整理するプログラム説明概念辞書構築の研究を行った。 具体的には、辞書の知識表現に計算機による二次利用が可能な表現を採用し、プログラム説明やプログラム事例を分析するマイニング技術を開発し、知識整理を有効に支援する形で辞書構築を行った。この概念辞書構築により、プログラム教員において、プログラム理解の説明をより客観的に分析することが可能となった。また、プログラム学習者の習熟度合いに応じた段階的な教材の導入・構成法とその指導に資する知見を得ることができた。
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