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2018 年度 研究成果報告書

久米通賢による坂出塩田築造の経緯および技術的・財政的・政治的基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 15K01120
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関香川大学

研究代表者

北林 雅洋  香川大学, 教育学部, 教授 (80380137)

研究分担者 松村 雅文  香川大学, 教育学部, 教授 (50239084)
山中 稔  香川大学, 創造工学部, 教授 (50264205)
研究協力者 木原 溥幸  
芳地 智子  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード高松藩
研究成果の概要

久米通賢(1780-1841)が遺した坂出塩田に関する資料の翻刻を作成した。これらの大半は、これまで検討されてこなかった貴重な資料であり、作成した翻刻のうちの4点を公表した。坂出塩田の構想・設計は、少なくとも4回修正された。その途中で、坂出塩田に独特な構造が考案された。また、坂出塩田築造の資金について、高松藩内の役割分担等とともに、大坂、江戸の商人が高松藩の国産である砂糖等に注目し、その取引に大きな関心を持っていたことも明らかになった。

自由記述の分野

科学史・技術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

製塩技術史研究において貴重な資料とされながら、1942年以降、ほとんど研究の進展がなかった久米通賢資料の翻刻資料を作成することによって、研究を大きく進展させる基盤ができた。また、久米通賢に関する研究の中でも相対的に遅れていた坂出塩田に関する研究を、進展させることができた。久米通賢を通して、当時の日本社会において西洋からの科学知識や技術が、国内の技術や技法とどのように連関しながら定着していったのか、その全体構造のかなりの部分をとらえることが可能になった。

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公開日: 2020-03-30  

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