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2018 年度 実績報告書

文化施設におけるマンガ展示手法の共有のためのツール開発に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K01152
研究機関京都精華大学

研究代表者

伊藤 遊  京都精華大学, 付置研究所, 研究員 (70449552)

研究分担者 谷川 竜一  金沢大学, 新学術創成研究機構, 助教 (10396913)
村田 麻里子  関西大学, 社会学部, 教授 (50411294)
山中 千恵  京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (90397779)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードマンガ展 / 展示手法
研究実績の概要

本研究の目的は、マンガを、社会の「文化資源」として位置づけ、社会的要請と文化的意義に沿う形で活用するための方策を示すことである。そのためには、マンガの展示をめぐる現状を把握し、体系化すると同時に、文化施設や展覧会においてマンガを展示することの意義についての、マンガ研究や博物館学、建築学等による専門的かつ実践的な問い直しと、その意義を語るための理論の構築が不可欠であるという認識のもと、以下のような作業を行った。
〔前年度までに実施された作業〕
(A)国内外のマンガ展150展以上を実地調査し、展覧会図録50点以上を収集した。(B)それらにあらわれている展示の手法から、「感覚軸」、「マンガ表現論軸」、「博物館学軸」、「空間軸」という4つの〈軸〉=構造を抽出し、その観点から、それぞれの展示手法をあらためて分類した。
〔本年度研究事業〕
上記の作業を踏まえ、本年度は、研究事業の最終年度として、以下のような研究アウトプットの作成に専念した。
(1)そのように分類した手法や観点は、実際にマンガ展示を制作する際に参照できる形で、展示実例とともに、そのために制作したウェブサイト「マンガ展のしくみ」として公開した。(URL:https://mangaten-shikumi.com)、(2)また、マンガ展示に関するレビュー誌『マンガ展評論』1号~3号を刊行し、マンガ展示の意義を語る視点や言葉を発明し、広く社会と共有した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] マンガ展の作られ方2019

    • 著者名/発表者名
      伊藤遊
    • 雑誌名

      マンガ展評論

      巻: 1 ページ: 2-6

  • [雑誌論文] 世界のマンガミュージアム2019

    • 著者名/発表者名
      村田麻里子
    • 雑誌名

      マンガ展評論

      巻: 2 ページ: 6-10

  • [雑誌論文] モノに意味を与える、文脈としての「マンガ」の可能性2019

    • 著者名/発表者名
      山中千恵
    • 雑誌名

      マンガ展評論

      巻: 2 ページ: 2-5

  • [雑誌論文] マンガとダイバーシティ2019

    • 著者名/発表者名
      村田麻里子
    • 雑誌名

      マンガ展評論

      巻: 3 ページ: 2-3

  • [雑誌論文] 〈マンガ環境〉を考える――「マンガミュージアム」の困難と可能性2018

    • 著者名/発表者名
      伊藤遊
    • 雑誌名

      ライブラリー・リソース・ガイド

      巻: 24 (2018年夏号) ページ: 86-91

  • [雑誌論文] マンガの環境としての図書館――ミュージアムとの比較を通して2018

    • 著者名/発表者名
      村田麻里子
    • 雑誌名

      ライブラリー・リソース・ガイド

      巻: 24 (2018年夏号) ページ: 48-61

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公開日: 2019-12-27  

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