地域博物館を拠点に、高齢者と協働する地域資源学習プログラムを開発することを目的に、道内博物館園へのアンケート調査、先進事例調査、2モデル地での事例研究を行った。その結果、地域資源学習プログラム集と博物館園アンケート調査報告(報告書1)、回想法サロンと異世代交流の記録集(報告書2)、地域資源マップ、短編映像を製作できた。高齢者が思い出話で交流する、社会的サポートを実感する、文化伝承への意欲形成といった目的の達成や、交流した中学生の知識などの向上、スタッフの多様化、地元自治会のコミュニケーション増といった波及効果が確認できた。福祉関係者の参画、学習の継続化、ウェブでの成果の普及が課題である。
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