本研究では,長時間の運転支障が発生した場合でも良好な運転整理ができるようにすることを目的として,運転整理のしやすい列車ダイヤ(これを「強靭=resilientな運行計画」と呼ぶ)を生成するアルゴリズムを提案した。ここで,代表者らのアイディアとして,運転整理としては,best effortを仮定することとして,すでに開発した最適化アルゴリズムを適用する。また,事故の発生については,過去の事例から,事前に場所,復旧までの時間が確率的にわかっている(これをシナリオと呼ぶ)とする。この問題に対する混合整数計画法によるアルゴリズムを構築し,実用的な成果を得た。
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