研究実績の概要 |
平成28年度は研究成果が著しい一年であった。 まず、本研究の目標の一つがトップジャーナルに研究成果を掲載し、世界に認めてもらうことであるが、見事に達成できた。我々のセル生産に関する論文はJOM(Journal of Operations Management)に掲載した。JOMは現在経営工学分野の国際雑誌の中、MS,ORを抑えて、世界ナンバーワンの雑誌である。論文は以下の通りである。 Lessons from Seru Production on Manufacturing Competitively in a High Cost Environment, Yong Yin, Kathryn E. Stecke, Morgan. Swink and Ikou Kaku, Journal of Operations Management, 49-51, 67-76, 2017. これにより、セル生産のいう日本語がSERUとして世界的に通じるようになり、誇れる成果である。 次に、平成27年度から続いていた文献サーベイが完成したことである。2年かかって膨大な日本語の資料(本、雑誌、新聞、CiNii及びネットサイト)から、合計1500点以上のセル生産に関連する資料を収集できた。今後はこれらの資料を精査し、セル生産の本質に関する調査を行い、続けてトップジャーナルに投稿して、本研究の世界的な地域を確立することを目指して行く。 以上は本研究の2大成果となっているが、計画中のセル生産に関する理論解析や特性分析、さらに関連性に関する研究は順調に進めていて、一部の成果を公表している。
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