研究課題
情報システム構築プロジェクトにおけるいわゆる”上流”の不適際が原因とされるトラブルが後を絶たない.関連研究や産業界の道場を見ると,部分最適の観点での試みが多く,これと全体最適を両立させる方策が必要であると考えたのがほん研究の発端である.情報システムのこの現状に対し,システム開発一般に目を転じると,この問題を解決しながらシステムを構築する手法は数多く提案され,それらの集大成として標準も制定されている.一方,これらの技術導入領域が,航空宇宙や原子力等の複雑大規模なシステム開発に限定されていることが特徴であり,特に上流上程で発生する問題を解決する潤沢なリソース投入が可能である点が,情報システム開発と大きく異なる点であった.そこで本研究では,効率的に,またエンドユーザーも含んだ非技術者でも取り扱える手法の開発を目指した.開発した手法は,2017年度の総務省の身近なIoTプロジェクトで実践利用し,2018年度開始の科研費による研究につなげることにができた.
すべて 2017
すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件)