まず、3次元医療画像を等身大で手術術野に投影するシステムを開発し臨床上の有用性を発表した。続いてハイブリッド手術室の機能を応用し、小型肺癌担癌患者の全身麻酔手術の導入時にコーンビームCTを撮影して3次元画像を習得、小型肺癌の局在をレントゲン透視画像上に常時表示させつつ、インドシアニングリーン蛍光を応用した内視鏡下肺実質マーキングを施行、再度3次元CT画像を取得することで、近赤外線マーキングと小型肺癌の3次元座標位置を取得、手術術野方向からの3次元画像を構築することで、手術中には蛍光マーカーから微小腫瘍の局在を正確に同定する新規イメージガイド手術支援システムを構築することに成功した。
|