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2015 年度 実施状況報告書

Handgrip負荷スペックルトラッキング法を用いた糖尿病性心筋障害の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K01326
研究機関東京大学

研究代表者

川田 貴之  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20532526)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード糖尿病性心筋障害
研究実績の概要

三年計画の初年度として、非糖尿病患者(正常群)との比較を中心に検討することを予定していた。糖尿病患者での安静時検査指標が非糖尿病患者と比較して低下していることは予想されるが、さらにhandgrip後のストレイン指標の変化が非糖尿病患者と比べてどう異なるかを検証し、糖尿病性心筋障害の病態を整理することを目標としていた。しかしながら本年度は臨床、教育方面で当初の予想以上に時間を割く必要があったため、本研究に十分な時間をとることが出来ず十分なデータ収集ができていない。
一方本年度は、これまで取り組んできた、糖尿病患者の左室充満圧と冠血流予備能との関係を論文化した。この研究結果は本研究を実施し考察する上で参考となる結果と考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

データ収集に関して、糖尿病患者の心エコーを行うという点でどうしても日中の時間帯に行う必要があるが、同時間帯で臨床や教育へ当初の予想以上の時間を割くことになり心エコーを記録する十分な時間が確保できなかったことが挙げられる。

今後の研究の推進方策

時間配分に関しては、本年度の問題点を考慮した上で、次年度以降は本研究に専念できる時間を捻出できると考えている。それ以外の点では研究遂行の点で障害はなく、十分実現できると考えており、引き続き尽力する所存である。

次年度使用額が生じた理由

本年度は臨床、教育に割く時間が当初の予想より多くなった。このため予定した国際学会、国内学会への参加ができず、また研究に用いるための設備品の購入が遅れたため本年度は旅費や設備備品費などで余剰金が生じている。

次年度使用額の使用計画

すでに設備備品は購入ないし手配が済んでいる。次年度は本研究への時間配分を優先し、最新の知識を学会等で得ながら研究遂行に尽力したいと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Coronary microvascular function is independently associated with left ventricular filling pressure in patients with type 2 diabetes mellitus2015

    • 著者名/発表者名
      Takayuki Kawata, Masao Daimon, Sakiko Miyazaki, Ryoko Ichikawa, Masaki Maruyama, Shuo-Ju Chiang, Chiharu Ito, Fumihiko Sato, Hirotaka Watada, Hiroyuki Daida
    • 雑誌名

      Cardiovascular Diabetology

      巻: 14 ページ: 98

    • DOI

      10.1186/s12933-015-0263-7

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2017-01-06  

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