研究成果の概要 |
理論研究ではネットワークメタアナリシス(NMA)の一致性(直接比較と間接比較)の検定統計量を提唱し、変量効果モデルで正確な推測のための手法を提唱した。応用研究では現存する8つのNMAチェックリストを対比し、PRISMA-NMA等を和訳出版した。9か国の費用対効果分析ガイドラインを対比し、メタアナリシス(MA)の記載充足率は21%だと示した。消費者庁の機能性表示食品届出に見られるMAも調査した。最後に、心房細動新規抗凝固薬の費用対効果分析を行い、健康寿命を1年延ばすための費用増分は平均38,000USドルと算定され、適正とされる50,000ドルに比べて高価ではないことを示した。
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