研究課題
基盤研究(C)
技術評価システムを備えた小児内視鏡外科手術のトレーニングシミュレータシリーズの開発として、新生児期の胸腔モデルと幼児の腹腔モデルの作成を行い、幅広い疾患に対応したシミュレータ作成を実現した。作成したシミュレータを用いて、外科医の技量を客観的・定量的に評価可能であることを証明し、また臨床では不可能な繰り返し縫合に適したポート配置の検討が可能となった。シミュレータを用いた客観的技術評価がトレーニング効果を確かめるツールとなり、また熟練医と修練医の違いを明らかにし、修練医へのフィードバックにより質の高いトレーニングを提供し、今後より安全で高度な内視鏡外科医育成に寄与する可能性が考えられた。
小児内視鏡外科