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2018 年度 研究成果報告書

骨格筋幹細胞の老化:転写因子の局在変化を基盤とした筋分化・再生制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K01392
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2017-2018)
順天堂大学 (2015-2016)

研究代表者

船越 智子 (石井智子)  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 技術員 (90318460)

研究分担者 町田 修一  順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 教授 (40421226)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード筋サテライト細胞 / 組織幹細胞
研究成果の概要

本研究では、サルコペニア発症に関わる1つの要因として、骨格筋の組織幹細胞に着目し、ラットから単離した筋サテライト細胞を用いて、脂肪分化を抑制する素材候補を得ることができた。単離した筋サテライト細胞は筋分化条件下では筋への分化を示す、筋管を掲載した一方、脂肪分化条件下培養すると、細胞内に脂肪滴を蓄積した脂肪細胞様の形態を示した。脂肪分化培養条件にケルセチン配糖体を添加したところ、添加濃度依存的な脂肪分化誘導の抑制が認められた。上記素材などの生体内での効果を検討するため、下り走させたラット用いた筋損傷モデルについて検討した。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

加齢によって筋肉量や筋力の自然発生的低下が起こることが知られている。それらが一定基準以上に認められる場合には、加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)とされ、転倒の危険性が高まるだけでなく、自立した生活自体が困難な状況に陥る場合がある。高齢化か進む現在、高齢者の自立した生活を長期にわたって維持することは、重要な課題の一つである。サルコペニア発症に繋がるメカニズムとともに、筋再生や筋肥大の分子機序を明らかにすることは、サルコペニア発症予防の素材探索と効果の科学的根拠明らかにすることとともに、サルコペニアや寝たきりの予防や改善、介護者の筋量低下予防への貢献が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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