研究課題/領域番号 |
15K01394
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
安達 太郎 昭和大学, 医学部, 講師 (70621796)
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研究分担者 |
木庭 新治 昭和大学, 医学部, 准教授 (20276546)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2018-03-31
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キーワード | サルコペニア / 高齢 / 慢性心不全 / 心臓リハビリテーション / ASV |
研究実績の概要 |
サルコペニア合併の高齢心不全患者に心臓リハビリテーションだけでなく呼吸補助装置であるASVを併用することにより、再入院率、死亡率の低下が得られるかどうか検討する前向き探索的研究である。 2015年に欧州で行われたSERVE-HF研究によりASVの使用で心不全の改善が得られない可能性があると報告されたため、2015年6月に日本循環器学会、日本心不全学会からこの研究結果をもとに慢性心不全患者に対してASVの使用に関する注意喚起がステートメント(第1報)として報告された。 その後、2016年10月に欧米でのその後の対応、日本における前向き研究の結果等踏まえ、SERVE-HF研究の拡大解釈は望ましくないと結論し、心不全患者におけるASVの使用は禁忌ではなく、慎重に使用するようステートメント(第2報)で報告された。 上記の報告をうけ、研究実施計画書、説明文書に上記内容を追加記載をし、昭和大学医学部人を対象とする研究等に関する倫理委員会に諮り、承認後更なる研究を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
日本循環器学会、日本心不全学会における心不全に対するASVの使用に関するステートメントがでたことから、昭和大学医学部人を対象とする研究等に関する倫理委員会にて再度研究計画の承認を受ける必要が生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
研究対象の被験者は多いため計画どおり研究を推進できるものと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究が開始できず、研究に使用する消耗品の使用がなかったため
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次年度使用額の使用計画 |
5月2日に倫理委員会から承認をうけたため今後研究を開始する。
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