研究課題
基盤研究(C)
本研究は,1)白色雑音による骨伝導聴覚刺激が,皮膚の触覚・圧感覚を改善させるか否か,2)上記で得られた振動刺激法が,立位時のバランス能を向上させるか否か,の2点を調べた。その結果,白色雑音による骨伝導聴覚刺激は皮膚への電気刺激に対する識別能を有意に向上させた。この結果は,安全かつ安価なウェアラブル感覚補助デバイスの開発に役立つと考えられる。一方で,立位時のバランス能改善に関しては有意な効果が認められなかった。バランス能の改善に関しては,より詳細な検討が必要と考えられる。
運動制御