研究課題
1.iNPH認知症シリアスゲームシナリオを作成し内容妥当性を検討平成27年度にiNPH認知症の認知度に関するアンケートを鳥取県米子市にある医療法人・社会福祉法人の高齢者専門施設に勤務するスタッフ200人に、独自の質問紙を用いたアンケート調査を行い、平成28年度はその分析・考察をすすめた。その結果、iNPH認知症の認知度は、アルツハイマー型認知症、脳血管型認知症、前頭側頭葉型認知症、レビー小体型認知症に比して、最も認知度が低いことが明らかとなった。特にiNPH認知症に関する病態や、初期の段階で治療可能であるiNPH認知症では、初期症状を観察することが重要であるが、失禁、歩行困難が認知度が低かった。これより、iNPH認知症シリアスゲームは、1.疾患基礎編、2.ケア内容編の2部構成である必要性が示唆された。2.認知症教育教材としてのシリアスゲーム妥当性の検討と効果の検証認知症全体の約半分を占めるのはアルツハイマー型認知症である。これより研究者らは既にアルツハイマー型認知症シリアスゲームを開発し、その方法論が認知症教育の教材としての妥当性があるか、またその効果の検証を検討している。その検討より認知症の理解が深まることで、認知症看護に具体的にどのような影響があるのかを検討する必要性を感じ、「認知症ケアに関する看護職の困難感尺度」を開発した。この尺度を妥当性・信頼性を検討するために鳥取県米子市A病院66名に無記名自記式でアンケート調査を行った。現在、分析・考察中である。
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Internaitonal Journal of Learning and Teaching
巻: 3 ページ: 2 and 20
10.18178/ijlt
International Journal of Japanese nursing care prKactice and study
巻: 6 ページ: 1and 6
International Journal of Japanese nursing care practice and study
巻: 6 ページ: 7 and 23
巻: 6 ページ: 29 and 33
巻: 6 ページ: 34 and 40