本研究目的は,INPH認知症への適切なケアを事前に『計算知能技術を用いたシミュレーションで経験できる認知症ケア教育プログラム』を開発しその効果を検証することである。第Ⅰ研究では、INPH認知症の病態別ケア方法を先行レビューと認知症ケア上級専門士の知見より明確化した。第Ⅱ研究では、INPH認知症ケアに関するシナリオを作成し、第Ⅲ研究ではアルツハイマー型認知症とINPH認知症ケア学習支援シリアスゲームソフトの開発、第Ⅳ研究では認知症ケア学習支援シリアスゲームソフトの妥当性の評価を行った。病院看護師、ケアスタッフでは認知症支援シリアスゲームソフトの効果が有意に見られたが、看護系大学生ではなかった。
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