研究課題/領域番号 |
15K01458
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
藤澤 正一郎 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (50321500)
|
研究分担者 |
佐藤 克也 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 講師 (10403651)
伊藤 伸一 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 助教 (90547655)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 視覚障害者誘導用ブロック / 注意喚起ブロック / 単独歩行 / 方向提示性能 |
研究実績の概要 |
本研究は、視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)の一つである注意喚起ブロック(点状ブロック)の方向定位性能について検証を行うことを目的とする。点字ブロックの設計は危険や危険と決定ポイントのための注意を促す。注意喚起ブロックは、横断歩道、プラットホームなどの付近に敷設することができる。日本では2001年にJIS規格が制定された。横断歩道口で使用する場合などを想定して、横断する方向に沿って突起の点列が配列される正方配列を採用している。しかし、2012年に制定されたISO規格では、この注意喚起ブロックの点状突起の配列パターンは、正方配列とその斜め45度の千鳥配列の2パターンが併記された。ISO規格が指定している点状突起の直径と突起間隔の組み合わせのパターンが方向定位性能を有しているかを定量的に計測する。ISO規格の改善に向けた科学的根拠資料の取得を目指す。視覚障害者誘導用ブロック(TWSI)が視覚障害者の単独歩行を支援するために敷設されている。注意喚起ブロックは通常、横断歩道の入り口に敷設されます。交差点の方向は、靴の底を通しての注意喚起ブロックの点列の方向によって取得することができる。しかし、国際標準化機構(ISO)は、注意喚起ブロックの点列の配置のパターンに横断方向に平行な正方配列に加えて横断の方向に対して45度の千鳥配列を許容してしまった。本研究では、国際規格で定められた5つの直径について、点列に対して方向提示性能を有しているかを視覚障害者による被験者実験を行った。実験の結果、正方配列の方向に対してのみ方向提示性能を有し、対角の千鳥配列には方向提示性能を有していないことが分かった。注意喚起ブロックは横断歩道入口に対して正方配列のブロックを敷設することが有効であることが検証できた。
|