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2016 年度 実施状況報告書

高齢者共案型介護予防プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K01478
研究機関昭和大学

研究代表者

稲葉 康子  昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (90515412)

研究分担者 上出 直人  北里大学, 医療衛生学部, 講師 (20424096)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード介護予防 / 地域在住高齢者 / 住民主体 / 自主活動
研究実績の概要

本研究は,地域在住高齢者の介護予防に対する興味やニーズを調査した上で,体力や健康関連QOLとの関連を考慮し,高齢者自身が主体となったグループ活動を通じて,介護予防プログラムを考案・実施しつつ地域での自助・互助活動を目指すことを全体の目的としている.
平成28年度は,前年度に加えて3地域61名を新たな対象とし,介護予防に対する興味,ニーズ等のアンケート調査および体力測定を行った.具体的な調査項目は,アンケート調査において,主観的健康観,外出頻度,運動習慣,うつ,健康関連QOL,老研式活動能力指標,新活動能力指標,ソーシャルネットワーク,介護予防への関心,取り組みへの参加歴,プログラム作成への興味,参加意欲等であった.体力測定項目は,筋力(握力・膝伸展筋力),歩行速度(快適・最速),5回チェアスタンドテスト,Timed up & goテストであった.
また,今年度の調査対象であった3地域のうち,1地域を対象に研究者,行政,地域包括支援センター,地域住民と協働し,住民主体の自主活動グループの立ち上げを進め,現在もその活動を支援推進・継続中である.自主グループ活動の立ち上げに当たっては,研究者・地域包括支援センター,行政とが各段階で支援の量を相談・調整しながら行った.
平成29年度は,この自主活動グループの完全自主化を目指し,高齢者自身で考案する介護予防プログラムを実践する自主活動の継続を支援していく計画である.また,3地域での再度のアンケート調査および体力測定を実施し,1年後の変化を測定・解析する計画である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

自主グループの立ち上げからその活動支援を研究者,行政,住民との協働で実施しており,概ね順調に推移している.

今後の研究の推進方策

平成29年度は,この自主活動グループの完全自主化を目指し,高齢者自身で考案する介護予防プログラムを実践する自主活動の継続を支援していく計画である.また,3地域での再度のアンケート調査および体力測定を実施し,1年後の変化を測定・解析する計画である.

次年度使用額が生じた理由

初年度の研究計画が半年ほど遅れ次年度半ばまで継続となり,その分の額が次年度使用額としてずれてしまったため.

次年度使用額の使用計画

現在進行形である住民主体の自主活動および共案型プログラム作成に関する経費として使用する.

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公開日: 2018-01-16  

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