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2021 年度 研究成果報告書

身体表現・ダンス教育による接続カリキュラム構築

研究課題

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研究課題/領域番号 15K01525
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 身体教育学
研究機関山梨県立大学

研究代表者

高野 牧子  山梨県立大学, 人間福祉学部, 教授 (30290092)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2022-03-31
キーワード幼小接続 / 身体表現 / レッジョ・エミリア / ドイツ 森のようちえん / 地域連携 / 創造的活動体験
研究成果の概要

「身体表現・ダンス教育による接続カリキュラム構築」を研究目的とし、レッジョ・エミリア市での芸術教育および保幼小連携の状況を明らかにした。市では、レッジョ・ナラ(芸術祭)を開催し、幼児から高齢者まで共に創り・観る体験を共有する他、市の教育機関、SEIを市内複数箇所に設置し、マラグッツィセンターと連携し、子どもが必要とする教育支援を複層的に利用できるシステムを構築している。
ドイツの「森のようちえん」2園の参与観察調査、インタビュー調査より、幼児期は環境から感性を磨き、自由に身体で表し、友達と協力して遊びこむ活動により、自己有能感を高め、小学校でも十分に自分の力を発揮し、学習意欲へ繋がると指摘した。

自由記述の分野

舞踊教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

接続カリキュラムは、幼稚園と学校という「線」としての繋がりだけではなく、保護者や地域社会全体という「面」で子どもたちを支える地域全体でのネットワーク形成が必要である。レッジョ・エミリア市の街全体で生涯にわたり、その人らしく表現活動が行えるような体制を明らかにできたことは本研究の成果である。
また、身体表現のカリキュラムとして多様な「もの」を活用して創造的な身体表現活動の具体的な有用性を示した。幼小連携に留まらず、生涯教育を見通し、心が動くような環境を整え、未満児から共に体で表現する活動を楽しみ、共感しあう経験を繰り返すことが重要であり、その人らしく生き続ける社会の実現に向け、社会的意義が大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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