野外教育の分野で現在まで整理されてこなかった実践の足場となる原則(背景となる理論)について明文化された。これにより実践や研究において共通の認識のもと様々な議論を行えるようになり当該分野の発展に寄与することが期待される。 また、この実践の学における理論を空論としないために、明文化された原則を参考にして指導者が野外教育実践を自己評価する用具の開発を行った。これにより野外教育の「野外」とは何かといった観点や野外教育の「教育」で特筆すべきは何か、といった本質的な視座から実践に反省的省察を行えるようになった。これにより生きる力の醸成等に効果的とされる野外教育実践が更に充実し大いに社会に貢献するであろう。
|