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2015 年度 実施状況報告書

ウェアラブルセンサシステムによるスノースポーツ用運動解析システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 15K01548
研究機関秋田大学

研究代表者

廣瀬 圭  秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (50455870)

研究分担者 近藤 亜希子  秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00734972)
土岐 仁  秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80134055)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードスノースポーツ / 力センサ / 慣性センサ / GPSレシーバ
研究実績の概要

スノースポーツは雪面を高速で滑走するスポーツであることから,主にスポーツの運動計測で使用されているモーションキャプチャや地面設置型フォースプレートを用いることは難しく,計測範囲を大幅に制限する必要等がある.計測範囲に制限されずに運動計測を行う方法として,ウェアラブルセンサを用いる方法がある.そこで,ウェアラブルな計測システムとして,複数の力センサをブーツ底面に装着し,雪面反力を計測可能なシステムの開発と慣性センサ・地磁気センサを搭載したモーションセンサ,GPSレシーバを併用したシステムを用いてスキー・ターンの計測実験を行い,計測情報を得た.また,解析精度を検証するためのシステム構築についても並行して行い,実験環境を整えた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計測システムの開発と検証実験,精度検証を行うための実験環境の構築を行うことができたため,予定通りに研究が進んでいる.

今後の研究の推進方策

スノースポーツの運動解析を詳細に行うことができる解析法の開発と実滑走情報への適用,必要に応じてセンサの追加やスキルの異なるスキーヤーやスノーボーダーによる計測実験を行い,スキルの異なるスキーヤー,スノーボーダーにおける運動のメカニズムの違い等を明らかにしていく.

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた物品額の若干の変更や出張旅費が若干異なったことと,先行研究にてすでに所持していたセンサについても可能な範囲で検証実験に利用したため.

次年度使用額の使用計画

計測条件が厳しい環境で実験を行うことから,センサの故障・交換が必要な事例が発生しているため,故障したセンサの修理費や予備センサの確保,研究成果に応じた成果発表に使用する.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] An Estimation Method of Ski Friction Coefficients in Ski Running on Actual Snow Fields by Sensor System2015

    • 著者名/発表者名
      KONDO Akiko, HIROSE Kiyoshi, SAITO Ayuko, DOKI Hitoshi
    • 雑誌名

      The Impact of Technology on Sport VI

      巻: 112 ページ: 332-337

    • DOI

      10.1016/j.proeng.2015.07.258

  • [雑誌論文] An Attempt for Developing the Measurement System of Reaction Force from Snow Surface for Private Ski Boots by Compact Force Sensors2015

    • 著者名/発表者名
      SAITO Ayuko, DOKI Hitoshi, KONDO Akiko, HIROSE Kiyoshi
    • 雑誌名

      The Impact of Technology on Sport VI

      巻: 112 ページ: 326-331

    • DOI

      10.1016/j.proeng.2015.07.257

  • [学会発表] 実滑走情報を用いたスキー・ターンの特性推定に関する研究2015

    • 著者名/発表者名
      齊藤亜由子,廣瀬 圭,近藤亜希子,土岐 仁
    • 学会等名
      日本スキー学会2015年度研究会
    • 発表場所
      中央大学
    • 年月日
      2015-09-12 – 2015-09-12
  • [学会発表] 実滑走情報を用いたスキー・ターンの解析モデル開発に関する研究2015

    • 著者名/発表者名
      近藤亜希子,廣瀬 圭,齊藤亜由子,土岐 仁
    • 学会等名
      日本スキー学会2015年度研究会
    • 発表場所
      中央大学
    • 年月日
      2015-09-12 – 2015-09-12

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公開日: 2017-01-06  

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