研究課題/領域番号 |
15K01559
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
湯 海鵬 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (60227551)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 左右差 / 片側優勢 / 上肢 / 下肢 / 性差 / 安定性 |
研究実績の概要 |
1.研究の目的: 人間の上肢における打ち、投げ、受け取り等、下肢における歩行・走行、蹴り、階段登り及び跳躍動作から上肢と下肢動作の片側優勢、空間的・時間的左右差、また全身運動における上肢と下肢の片側優勢と協調性との関連を明らかにすること。 2.研究方法:以上の目的を達成するために、本年度は、男女各30名の被験者に対する次の項目に対する測定を行い、また、上肢と下肢における片側優勢の特性を調査した。その中、特に左利きの被験者を集め、測定を行った。測定した項目: 1)上肢に対し、書記、抓み、指組、腕組み、投げ、受け取り、打つ 2)下肢に対し、脚組、片足跳び、走り幅跳び、走り高跳び、階段登り、走りのスタート、ボール蹴りであった。以上の動作を撮影し、その片側優性を検出し、それと上肢と下肢との関連性を考察する予定。 3.データ解析 以上の計測データおよび予備実験の計測データに対する解析や統計処理を行い、次の研究課題を行う予定である。 1)上肢と下肢の片側優勢と左右差の確認を行う。同一被験者に対する上肢と下肢の運動動作を調査、計測することにより、上肢と下肢における片側優勢、空間的・時間的な左右差特性を明らかにすることである。 2)それぞれ男女の被験者に対する計測から、性別が、上肢と下肢動作の片側優勢および左右差に与える影響を明らかにすること。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、男女各30名の被験者に対する次の項目に対する測定を行い、また、上肢と下肢における片側優勢の特性を調査した。その中、特に左利きの被験者を集め、測定を行った。測定した項目: 1)上肢に対し、書記、抓み、指組、腕組み、投げ、受け取り、打つ 2)下肢に対し、脚組、片足跳び、走り幅跳び、走り高跳び、階段登り、走りのスタート、ボール蹴り 以上の計測に対する初歩的な統計処理を行っている
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今後の研究の推進方策 |
1.研究は、ほぼ予定通りに進行中である 2.来年度は追加測定を行い、特に左利きの被験者に対する測定を行う予定である。男女それぞれの被験者50名、左利きの被験者15名を確保し、本格的な統計処理を行う予定。 3.来年度は、今年度で測定データを整理し、7月の国際学会、9月の日本学会で発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
1.予定した被験者の数が少なかった 2.左利きの被験者が予定より少なかった
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次年度使用額の使用計画 |
1.被験者を約20名増やすこと 2.左利きの被験者を20名追加すること
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