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2017 年度 実績報告書

オリンピック・パラリンピック競技大会開催国におけるマナー教育の在り方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K01586
研究機関筑波大学

研究代表者

真田 久  筑波大学, 体育系, 教授 (30154123)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードマナー教育 / オリンピック教育 / 平昌大会 / 東京都 / スポーツ庁
研究実績の概要

2017年度は平昌で冬季オリンピック・パラリンピック競技大会が開催された。同じ東アジア文化圏での開催なので、そこでどのようなマナー教育が行わているのかについての情報を収集した。主にはボランティアの育成の中で、笑顔で接すること、丁寧に案内することなどがマナー教育として行われていたが、そのほかには特にマナー教育に該当するものはなかった。
また、高校生対象のボランティア教育の中でも、おもてなしの心やマナー教育をプログラムの一つとして位置付け実施した。特別支援学校の生徒も参加したが、普通学校の高校生とのコミュニケーションが取りやすくするためには、お互いが相手を思いやるためのマナー教育が必要であることが確認された。
東京都やスポーツ庁によって推進されているオリンピッ ク・パラリンピック教育の中で、マナー教育について、どのような内容でどのように行われているのかを調査し、それらの成果についても検討した。マナー教育やおもてなし教育について、高校生は興味を抱いて臨んでおり、日本人としてのアイデンティティの形成に役立つものではないかと考えられる。
海外でのマナーやホスピタリティ教育と国内での教育プログラムを比較すると、日本のマナー教育は、相手への配慮を重んじていることが明らかになった。
また国際オリンピック委員会で推進しているオリンピズムの価値に関する教育プログラム(OVEP)の中で、マナー教育についてはほとんど取り上げられていない。そのようなことから、日本のオリンピック教育において、マナー教育が重視されていることが特徴の一つであることが明らかになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] オリンピック・パラリンピックに向けた国際理解2017

    • 著者名/発表者名
      真田久
    • 雑誌名

      中学校

      巻: 770 ページ: 12-15

  • [学会発表] The Olympic and Paralympic Education for 2020.2017

    • 著者名/発表者名
      Hisashi Sanada
    • 学会等名
      The International Symposium of the Higher Institute of Sport and Physical Education
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] Seiryoku zenyo and Olympic and Paralympic Education2017

    • 著者名/発表者名
      Hisashi Sanada
    • 学会等名
      AISE International Conference 2017,
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] 東洋のスポーツの中心地 東京 -1940年幻の東京オリンピック招致アルバム-2018

    • 著者名/発表者名
      真田久
    • 総ページ数
      102
    • 出版者
      極東書店
    • ISBN
      978-4-87394-025-0

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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