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2015 年度 実施状況報告書

心理査定に基づいた個別糖尿病教育プログラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K01643
研究機関弘前大学

研究代表者

村上 宏  弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (20344608)

研究分担者 大門 眞  弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20241698)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード糖尿病教育 / 心理査定
研究実績の概要

本研究は、わが国において指針のない糖尿病教育プログラムの構築を目指し、教育効果に影響を及ぼす因子について性格・心理的側面を含め子細に検討することを目的としている。科研費の交付決定を受け、当院倫理委員会に申請を行い、平成27年6月16日付で承認(整理番号:2015-002)を得た。
対象患者の臨床背景調査は、交付申請書に記載した通りとしている。心理検査については当初、弘前大学教育学部教育心理学講座の支援を受ける予定であったが、より臨床に則した結果を得ることを目的として、当院神経精神医学講座の支援を受けることにした。
心理査定については、交付申請時にはMinnesota Multiphasic Personality inventory(MMPI)人格検査および東大式エゴグラム(新版TEGII)を使用することにしていたが、当院神経精神医学講座医師らと協議を行い、より多くの心理情報が得られる検査(NEO-FFI、RSES、BSCP、FACES-III、MSPSS、CES-D)に変更することとした。また、心理検査の追加にともない、新たに人員を補充する予定である。
目標症例数は100症例としており、平成28年度中に目標に到達すべく症例を蓄積中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究は、教育効果に影響を及ぼす因子について性格・心理的側面を含め子細に検討することを目的としている。単に入院患者の臨床背景を調査するだけではなく、その後の血糖コントロールの推移の観察も主要な目的となっている。そのため、当科入院後に他院に紹介となった症例は、対象から除外されており、症例の蓄積に時間を要している。

今後の研究の推進方策

今後も対象症例の蓄積を進めるとともに、患者を他院に紹介した場合、その後の血糖コントロールを含めた臨床データの観察が可能となるように、新たなシステム作りに取り組む予定となっている。

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗がやや遅れているため。

次年度使用額の使用計画

来年度は研究補助を入れる予定となっており、これに伴う人件費の使用を計画している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] The Evaluation of Adrenal Function in Two Cases of Hypocortisolism Accompanied by Liver Cirrhosis.2016

    • 著者名/発表者名
      Yamashita M, Kageyama K, Murakami H, Sugiyama A, Yanagimachi M, Sato E, Murasawa S, Matsui J, Tamasawa N, Daimon M.
    • 雑誌名

      Intern Med.

      巻: 55 ページ: 765-768

    • DOI

      10.2169/internalmedicine.55.5604

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] Association Between Pituitary-Adrenal Axis Dominance Over the Renin-Angiotensin-Aldosterone System and Hypertension.2016

    • 著者名/発表者名
      Daimon M, Kamba A, Murakami H, Takahashi K, Otaka H, Makita K, Yanagimachi M, Terui K, Kageyama K, Nigawara T, Sawada K, Takahashi I, Nakaji S.
    • 雑誌名

      J Clin Endocrinol Metab.

      巻: 101 ページ: 889-897

    • DOI

      10.1210/jc.2015-3568.

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Association of Treatment for Hyperlipidemia with Decreased Total Mortality in Japanese Individuals: the Yamagata (Takahata) Study.2015

    • 著者名/発表者名
      Daimon M, Oizumi T, Kameda W, Matsui J, Murakami H, Ueno Y, Kubota I, Yamashita H, Kayama T, Kato T.
    • 雑誌名

      J Atheroscler Thromb.

      巻: 22 ページ: 1030-1039

    • DOI

      10.5551/jat.29181.

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2017-01-06  

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