研究課題
本研究は、わが国において指針のない糖尿病教育プログラムの構築を目指し、教育効果に影響を及ぼす因子について性格・心理的側面を含め子細に検討することを目的としている。科研費の交付決定を受け、当院倫理委員会に申請を行い、平成27年6月16日付で承認(整理番号:2015-002)を得た。対象患者の臨床背景調査は、交付申請書に記載した通りとしている。心理検査については当初、弘前大学教育学部教育心理学講座の支援を受ける予定であったが、より臨床に則した結果を得ることを目的として、当院神経精神医学講座の支援を受けることにした。心理査定については、交付申請時にはMinnesota Multiphasic Personality inventory(MMPI)人格検査および東大式エゴグラム(新版TEGII)を使用することにしていたが、当院神経精神医学講座医師らと協議を行い、より多くの心理情報が得られる検査(NEO-FFI、RSES、BSCP、FACES-III、MSPSS、CES-D)に変更することとした。また、心理検査の追加にともない、新たに人員を補充する予定である。目標症例数は100症例としており、平成28年度中に目標に到達すべく症例を蓄積中である。
3: やや遅れている
本研究は、教育効果に影響を及ぼす因子について性格・心理的側面を含め子細に検討することを目的としている。単に入院患者の臨床背景を調査するだけではなく、その後の血糖コントロールの推移の観察も主要な目的となっている。そのため、当科入院後に他院に紹介となった症例は、対象から除外されており、症例の蓄積に時間を要している。
今後も対象症例の蓄積を進めるとともに、患者を他院に紹介した場合、その後の血糖コントロールを含めた臨床データの観察が可能となるように、新たなシステム作りに取り組む予定となっている。
研究の進捗がやや遅れているため。
来年度は研究補助を入れる予定となっており、これに伴う人件費の使用を計画している。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件)
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