リスクリテラシーは近年安全教育の重要な概念となっている。本研究の目的は、日本人のリスクリテラシーとその関連要因を分析し、学校教育にリスクリテラシーを適用することである。 本研究は、3つの調査研究と児童の学習教材の開発、教員向けの研修の実施からなる。調査研究1では、日本人のリスク知覚と海外渡航・滞在時の行動との関係を分析した。 調査研究2では、青年期後期におけるヘルスリテラシーとインターネット利用との関係を分析した。調査研究3では、東京都民におけるソーシャルキャピタルとリスクリテラシーとの関係を分析した。 これらの研究と教材開発により、教育におけるリスクリテラシーの役割を明らかにした。
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