糖尿病、高血圧、がんなどの疾患の原因と考えられている酸化ストレスマーカーを含む複数のストレスマーカーを液体クロマトグラフィータンデム質量分析 (LC/MS/MS)を用いて一斉に定量できる方法を開発した。高血圧自然発症ラット(SHR)および WKY ラットに4%あるいは8%食塩含有食を与え、血漿中のストレスマーカーをLC/MS/MS で解析し、8%食塩含有食の投与により、SHRおよびWKYのKYA濃度が有意に減少すること、また、4%食塩含有食投与により、SHRの SDMA濃度が有意に上昇することが明らかとなり、KYAおよび SDMAが食塩感受性のストレスマーカーとなりうる可能性が示唆された。
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