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2016 年度 実施状況報告書

IBS患者の受療行動低減と治癒力向上のための対症包括的セルフマネジメント法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K01657
研究機関長崎大学

研究代表者

田山 淳  長崎大学, 教育学部, 准教授 (10468324)

研究分担者 冨家 直明  北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (50336286)
西郷 達雄  長崎大学, 保健・医療推進センター, 技術職員 (50622255)
林田 雅希  長崎大学, 保健・医療推進センター, 准教授 (70264223)
小川 豊太 (濱口豊太)  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード過敏性腸症候群 / 包括的セルフマネジメント / 低フォドマップ食
研究実績の概要

初年度は、各測定に用いる備品及び消耗品の準備・収集、介入のプログラム作成とカウンセラーの行うCMSプログラム内各技法のスキル向上、Pre studyの実施(サンプルサイズ算出のため)を行ったが、昨年度は、計画によると1年を通して、リクルート、本試験、という流れを実施する年度であった。
昨年前期には、先行研究のレビューを分担研究者らとデータ共有を開始すると共に、先行研究とpre studyに関する議論を行い、研究の細部を照合する作業を先におこなった。特に、先行研究レビューの運動療法,心理療法,食事療法等の介入内容を含む内容については、微修正を行い、包括的セルフマネジメントプログラムの本プログラムという形で表及び実際の紙面にそのプログラム内容をまとめる作業を行った。さらに、作成した包括的セルフマネジメントプログラムによる本試験を実施した。
昨年度後期は、前期におこなった介入のフォローアップを実施した。また、本試験において、脱落者が発生したことを受け、追加のリクルートを行い、試験を実施した。年度末には、介入前、介入後における取得データについて、データの入力作業を行い、全てのデータをエクセルに入力を行った。その後、データベースを元にして、心理面、食行動面、摂取品目を中心としたデータ解析を実施した。また、フォローアップにおいて行った半構造化面接におけるデータについては、言語的な内容のデータを取得したことから、これらのデータについても、エクセルにまとめる作業をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画・方法に記載していたフローに従って、研究を遂行できている。

今後の研究の推進方策

今後の研究の推進方策は、副次的な評価項目に対して、改善の見られた項目について、先行研究をレビューし、その意味づけを行うことで、次の研究につなげるアクションを行うこととする。

次年度使用額が生じた理由

本年度使用する予定であった消耗品であるプリンタトナー代、印刷費、通信費について、印刷作業及び発送作業が年度末の作業予定であったが、分担研究者らの学内業務の都合で実施できなかったため。

次年度使用額の使用計画

上記の印刷及び通信に関わる次年度使用額が生じた理由については、本研究遂行に直接的に関わるものではない。本研究における結果の出力及び整理に関する経費であるので、翌年度(平成29年度)の前半において、その作業を実施する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] 注意バイアス修正法が奏功したIBS症例 -脳波α帯域含有率の変化-2017

    • 著者名/発表者名
      田山淳,小川さやか,西郷達雄,井ノ上憲司,武岡敦之,林田雅希,鈴木保巳
    • 雑誌名

      長崎大学教育学部紀要-教育科学-

      巻: 81 ページ: 157-164

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Validation of the Japanese version of the BODY VIGILANCE SCALE2016

    • 著者名/発表者名
      Tatsuo Saigo, Yoshitake Takebayashi, Jun Tayama, Peter Bernick, Norman Schmidt, Susumu Shirabe, Yuji Sakano
    • 雑誌名

      Psychol Rep

      巻: 118 ページ: 918-936

    • DOI

      10.1177/0033294116648139. Epub 2016 May 19.

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Attention bias modification for irritable bowel syndrome2016

    • 著者名/発表者名
      Jun Tayama, Tatsuo Saigo, Sayaka Ogawa, Toyohiro Hamaguchi, Kenj Inoue, Hisayoshi Okamura, Jumpei Yajima, Atsushi Takeoka, Shin Fukudo, Susumu Shirabe.
    • 学会等名
      15th International Congress of Behavioral Medicine
    • 発表場所
      プルマン・メルボルン・アルバート・パーク(オーストラリア)
    • 年月日
      2016-12-07 – 2016-12-10
    • 国際学会
  • [学会発表] Higher levels of gastorointestinal symptom -specific anxiety are associated with increased risk of presence of irritable bowel syndrome2016

    • 著者名/発表者名
      Tatsuo Saigo,J un Tayama, Sayaka Ogawa, Atsushi Takeoka, Toyohiro Hamaguchi,Naoki Nakaya,Shin fukudo,Susumu Shirabe
    • 学会等名
      The 31st International Congress of Psychology
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)
    • 年月日
      2016-07-24 – 2016-07-29
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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