非侵襲性の微細突起(マイクロコーン:MC)の皮膚刺激が便秘に及ぼす影響について検討した。対象は研究趣旨に同意が得られた便秘傾向者44名で、MCの皮膚刺激ツールを両耳甲介腔に各自で2カ月間貼付するS群(23名)とプラセボP群(21名)に分け、二重盲検化試験を実施した。日本語版便秘評価尺度(CAS-J)、心理テスト(POMS2)、唾液アミラーゼ活性値(SAA)を比較検討した。 CAS-JはS群、P群でそれぞれ有意に低下し、POMS2、SAAはS群に有意に低下が認められた。本研究で使用したMCの皮膚刺激により便秘改善の可能性が考えられる.特にセルフケアの一手段として活用できる可能性を示唆する。
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