研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、身体活動量にどのような環境要因が影響を及ぼしているかを明らかにすることである。最初に、空間疫学手法を用いて都道府県別の身体活動量を可視化した地図を作成し、人口が多い都道府県の歩数が多いことを確認した。次に、地域相関研究によって社会・自然環境と歩数の関係を調査した。歩数との間に有意な関係を観察したのは、都市公園数、自家用車数、年間積雪日数、年間平均気温、自家用車の増加率であった。さらに、コホート研究において、身体活動に関連する労働環境と糖尿病、腰痛、腎結石なのどの非感染性疾患罹患率の間に関連があることを明らかにした。
スポーツ・健康科学