研究課題/領域番号 |
15K01682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
江副 智子 島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 教授 (40232954)
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研究分担者 |
井上 顕 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (40469036)
飯田 忠行 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (50290549)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | スマートフォン依存 / 睡眠 / 抑うつ / 大学生 |
研究成果の概要 |
149名の大学生を対象に自記式質問紙調査を実施し、スマホ依存スケール(Japanese version of Smartphone Dependence Scale: 略してJ-SDS)を開発した。因子分析により抽出された因子は、(1)渇望と離脱症状、(2)過剰な使用と耐性、(3)ヴァーチャルな生活の優先、(4)授業への集中困難、及び(5)身体症状で、因子的妥当性の他、併存的妥当性、内的一貫性も証明された。119名の医療系大学生を対象にして、スマホ依存と睡眠の抑うつとの関係を調べたところ、J-SDSを指標としたスマホ依存の程度が高く、睡眠の質が悪いほど、抑うつの程度が高いことが示された。
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自由記述の分野 |
社会医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青少年におけるスマートフォン(以下スマホ)依存は、わが国において非常に重要な問題になっているが、それを評価する信頼性及び妥当性のある尺度はほとんど開発されていない。そこで、今回信頼性及び妥当性のあるスマホ依存スケールを開発したことは、今後のスマホ依存研究にとって有意義なことだと考えられる。また、スマホ依存は睡眠と抑うつに関連している可能性があり、大学生を対象にして、他の要因の影響をコントロールした上で、スマホ依存と睡眠の質が抑うつと有意に関連していることを示すことができたことは、大学生のメンタルヘルス向上のための施策を立てる上で意義があると思われる。
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