研究課題/領域番号 |
15K01735
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
山路 純子 (田代純子) 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (40340559)
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研究分担者 |
宮崎 彩子 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (20298772)
廣島 玲子 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 准教授 (40404777)
森 禎章 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (70268192)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 筋萎縮 / サルコペニア / 骨格筋 / 分子生物学 / ミオシン重鎖アイソフォーム |
研究成果の概要 |
サルコペニアは加齢性に見られる筋萎縮症であり、高齢者の生活活動強度の低下など要介護状態につながる原因の1つである。本研究では、筋萎縮症、特に加齢性筋萎縮症(サルコペニア)の予防と治療の基礎の確立を目的とし、骨格筋の構成線維発現やこれらに関わる骨格筋由来因子の発現調節を調べた。ミオシン重鎖クラスIのmRNA発現増加にはカルシニューリン活性化や骨格筋由来因子の関与が示唆された。一方、ミオシン重鎖クラス IIアイソフォームにおいては骨格筋由来因子による発現調節が示唆された。
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自由記述の分野 |
分子生物学、免疫学、生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が発展する事により、社会、医学、自然科学に以下のような影響がもたらされると考えられる。1.速筋の増加因子の同定:遅筋に比べ速筋(タイプII線維)を増加させる事は容易ではなく未だ明らかではないため、因子の解明により、筋萎縮を効果的な回復に寄与しうる。2.身体能力が低下した高齢者のADL改善や要介護人口の減少:最も治療や予防を必要とする、身体能力が低下した高齢者において、負担がより軽い状態で筋の量や機能の改善、要介護人口の減少などの社会福祉に貢献しうる。3.サルコペニアの進行の抑制・回復の促進:従来の運動負荷ではリハビリテーションが困難な患者に対する新しい治療法の開発につながる。
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