研究課題
基盤研究(C)
近年、紅参は卵巣切除ラットの骨減少症を抑制する作用があるとの大変興味ある結果が報告されている。しかし、紅参の骨に対する作用やその機序についての詳細はまだ十分に検討されていない。そこで、本研究では、成長期および骨粗鬆症モデル動物における紅参の骨構造および力学的特性に対する効果を検討し、さらに、運動負荷との併用が相乗的な効果を生み出すかを明らかにすることを目的とした。
総合領域
我が国において高齢者人口の増加に伴う骨粗鬆症の患者数の増加が予想されているが、まだ、この疾患の有効な予防・治療方法が確立されていないのが現状である。本研究によって得られた結果は、骨粗鬆症予防のための安全な健康機能食品の開発のみならず、代替医学的接近にも繋がるものであり、本研究成果による国民の骨健康・医療への貢献が期待される。