発達障害児者に対し教育機関が積極的に支援することは重要な課題である。特に発達障害児者が苦手としている社会性能力の育成が重要視されており、対人的スキルの向上を支援するためには、発達障害児者における他者理解の特性を解明することが重要であり、特に、状況の中での表情認知の能力に焦点をあてる。表情認識の弱さの原因を行動・認知・生理指標の特徴から解明し、それに基づく支援システムの導出を行った。 コミュニケーション時の表情の同調・発話支援のためのトレーニングシステムを開発した。発達障害児者の同調の弱さを解明し、発達障害児者が同調すべき表情を意図的に作るためのトレーニングシステムの開発を行った。
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