研究課題/領域番号 |
15K01756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
川崎 徳子 山口大学, 教育学部, 准教授 (00555708)
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研究分担者 |
小杉 考司 専修大学, 人間科学部, 准教授 (60452629)
大石 英史 鹿児島大学, 法文教育学域臨床心理学系, 教授 (80223717)
遠藤 野ゆり 法政大学, キャリアデザイン学部, 准教授 (20550932)
大塚 類 青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (20635867)
小野 史典 山口大学, 教育学部, 准教授 (90549510)
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研究協力者 |
Senneck Andrew John 山口大学, 教育学部, 助教 (70769041)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 実践的道徳教育 / 道徳性 / 教育環境モデル / 違う / 多様な個別的背景 / 個の自律性 / 社会的役割 / 責任 |
研究成果の概要 |
人が社会の中で生きていくということは、各個人の幸福を求めながらも、それを含めた人と人との関係を生きることになる。これらを支える社会性や道徳性の発達は、人との関わりの中で、学習と環境に支えられ情動的認知的な発達とともに獲得されていく。大学生の意識調査から道徳教育で育まれたと自覚された道徳的価値判断とは別に、道徳性そのものは授業以外で育まれると認識されていることが示された。日本の社会における「同じ」が前提の環境には、多様な個別的背景をもつ人が共に生活する環境における「違う」が基本にある国際社会のような「違う」を感じる教育環境の必要性があり、実践的道徳教育を導く教育環境モデルの可能性が導かれた。
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自由記述の分野 |
子ども学・保育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学生の意識調査より、道徳の授業で学んだと自覚された道徳的価値観は、「敬愛と集団」/「友情と家族愛」、「平等」/「公平と命の尊さ」、「弱者へのいたわりとあやまちを正す勇気」、「善悪」/「礼儀とルール」の3グループに分類されたが、道徳性については授業外で育まれると認識していることが示された。また、道徳教育への評価と幸福度との関連は高く、道徳教育に社会生活を営む上で必要な学びがあることを捉えた。また、実践的教育環境モデルとして、多様な個別的背景をもつ人が共に生活する「違う」が基本の集団で、個の自律性と集団への帰属意識が支える社会的役割と責任を能動的に自覚する体験が程よくあることの重要性が導かれた。
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