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2018 年度 実績報告書

ホスピタル・プレイから導くハイリスク児を対象にした遊育理論確立のための調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K01788
研究機関静岡県立大学短期大学部

研究代表者

松平 千佳  静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 准教授 (70310901)

研究分担者 加藤 恵美  静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 助教 (50381314)
研究期間 (年度) 2015-10-21 – 2019-03-31
キーワード社会福祉 / 医療・福祉 / ホスピタル・プレイ / 遊育
研究実績の概要

今年度は海外4か国において、学会発表、研修受講、病院見学等を行い、海外における先進的な事例を学んだ他、国際大会において日本におけるHPSの活動を発表することにより、今まで行ってきた研究成果を世界へ発信することができた。
ニュージーランドでは、HPS専門職団体が主催する国際大会において、日本のHPSが開発した「メディカルかるた」について研究発表を行った。また、親子の関係性を修正、強化するために効果的なフィリアルプレイセラピーの研修を受けた。
チェコ共和国では学会に参加し、研究発表を行った。学会を主催するOMEPは、幼児教育・保育に関する研究の振興、幼児教育・保育に関する情報の伝搬、幼児、殊に困難な状況にある幼児のためのプログラムの促進、保育者養成への協力を行うために1946年に設立された国際団体であり、初期メンバーが英国HPSの養成に深く関わっている。
インドでは、ドラマセラピーを確立したSue Jennings博士のトレーニングに参加した。また、Children's Firstが主催したシンポジウムに参加し、ポスター発表を行った。
イギリスでは、多職種の連携を見ることを1つのテーマとし、15歳以上の難病指定を受けている疾病のある子ども5人が在籍する特別支援学校のクラスに入り3日間を過ごした。私が研修を行ったクラスには、教員の他に二人のTeaching Assistant(医療的ケアを行う資格を保持している)、一人の介護福祉士(特定の子どもを一人担当し、医療的ケアを行う資格を保持している)、そしてボランティアが入っていた。介護スタッフも教員資格を持っていたり、その場にふさわしいトレーニングを受けている。医療的ケアの講習会も段位があり、少しずつステップアップしていく方式になっていた。日本の子どもたちも、このような連携が存在する環境の中で教育、福祉、医療を受けられたら良いと感じた。

  • 研究成果

    (13件)

すべて 2019 2018 その他

すべて 学会発表 (11件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 医療サービスを必要とする子どもたちの豊かなLIFE CHANCEを創造するために2019

    • 著者名/発表者名
      松平千佳
    • 学会等名
      ホスピタル・プレイ・スペシャリスト第11回国際シンポジウム&ワークショップ
  • [学会発表] Theraputic Power of Traditional Japanese Card Games and Play Preparation2018

    • 著者名/発表者名
      松平千佳
    • 学会等名
      9th Biennial International Conference(HPS国際大会)
    • 国際学会
  • [学会発表] The Need and Meaning of Play for Children with Complex Medical Needs2018

    • 著者名/発表者名
      松平千佳
    • 学会等名
      OMEP 2018 70th OMEP World Assembly and Conference
    • 国際学会
  • [学会発表] 病児・障害児から子どもに戻すための支援~ホスピタル・プレイが導く生の発見~2018

    • 著者名/発表者名
      松平千佳
    • 学会等名
      日本育療学会第22回学術集会
    • 招待講演
  • [学会発表] 重症心身障害児への遊びを通した在宅支援‐多職種チームの中でのホスピタル・プレイ・スペシャリストの役割‐2018

    • 著者名/発表者名
      中山陽子、松平千佳
    • 学会等名
      日本育療学会第22回学術集会
  • [学会発表] ホスピタルプレイによる在宅支援システム構築の試み2018

    • 著者名/発表者名
      浅野一恵、松平千佳
    • 学会等名
      第44回日本重症心身障害学会学術集会
  • [学会発表] 在宅におけるSMA1型女児例に対するホスピタルプレイの実践2018

    • 著者名/発表者名
      池田祐子、松平千佳
    • 学会等名
      第44回日本重症心身障害学会学術集会
  • [学会発表] ホスピタル・プレイ・スペシャリストによる在宅遊び支援2018

    • 著者名/発表者名
      杉渕早苗、松平千佳
    • 学会等名
      第44回日本重症心身障害学会学術集会
  • [学会発表] ホスピタル・プレイ・スペシャリストによる在宅支援‐多職種連携‐2018

    • 著者名/発表者名
      中山陽子、松平千佳
    • 学会等名
      第44回日本重症心身障害学会学術集会
  • [学会発表] 病児と医療をつなぐ遊び(ホスピタル・プレイ)導入に関わる挑戦2018

    • 著者名/発表者名
      松平千佳
    • 学会等名
      日本臨床教育学会第8回大会
  • [学会発表] 日本におけるホスピタル・プレイ養成の取組み2018

    • 著者名/発表者名
      松平千佳
    • 学会等名
      IMAGIN研究大会
    • 国際学会
  • [備考] HPS Japan

    • URL

      http://bambi.u-shizuoka-ken.ac.jp/hps_site/index.html

  • [備考] NPO法人ホスピタル・プレイ協会 すべての子どもの遊びと支援を考える会

    • URL

      http://hps-japan.net/

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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