研究課題
基盤研究(C)
ポリリン酸がマウス骨芽細胞様細胞MC3T3-E1の石灰化を促進する分子機構を明らかにすることを目的とした。アリザリンレッド染色により平均鎖長60のポリリン酸が最も石灰化促進効果が高いことがわかった。ポリリン酸で処理した細胞内のATP濃度の低下し、ミトコンドリアの膜電位が低下した。また、ADP/ATP比が高かった。ミトコンドリアの分裂と融合には変化はなかった。ポリリン酸による石灰化促進効果は、細胞内ATP濃度とミトコンドリア膜電位の低下が一要因である可能性が示唆された。
分子生物学